■遷移元素
@3から11族の元素。周期表の落ちくぼんだ部分。
A遷移元素の名前は一番外側の電子の入れ物に電子が1個か2個入ったままで、より内側に電子が遷移して入っていくことが由来。

■錯イオン
・非共有電子を持つ分子やイオンが金属イオンにくっついて(配位結合)大きな塊のイオンになる。

■鉄
・鉄の表面に 亜鉛 をメッキしたものはを トタン 。Zn>Fe>Sn
・鉄の表面に スズ をメッキしたものは ブリキ
・ステンレスはクロムの合金。クロム、ニッケルは空気中の酸素と反応して緻密な酸化物の皮膜 をつくる。 ・鉄の酸化物である四酸化三鉄は強磁性体である。

とさび
・赤さび……鉄を湿った空気中で酸化させると生じる。(ゆっくり錆び内部まで浸透)Fe(三酸化二鉄)。
・黒さび……鉄を空気中で強熱または高温の水蒸気と反応させると生じる。 Fe(四酸化三鉄)。

■鉄と溶解
・一般に、鉄が溶けると問われたらFe2+になると考える。

■ステンレス
・ステンレスは英語でSTAINLESS STEEL(ステンレススチール)と書く。STAINは錆、LESSは「ない」、STEELは鋼(はがね)つまり鉄のこと。つまり、「ステンレススチール」とは「錆びない鉄」と言う意味。 鉄 とクロムの合金。

■銅
@銅は黄銅鉱を硫化銅としたあと、空気中で加熱して得られる。
A電気伝導性が大きく、展性、延性が大きく加工しやすいため、電気の配線やケーブルにはなくてはならない。
☆ 黄銅(真鍮) は 銅 と 亜鉛 の合金。楽器や装飾品。 青銅(ブロンズ) は 銅 と スズ の合金。青銅器やロダンの「考える人」の彫刻。

とさび
・緑青(ろくしょう)……銅を湿った空気中で酸化させると生じる。青緑色。 CuCO・Cu(OH)

■銀
・銀は電気伝導性が一番大きい

■電熱線
・ ニッケル と クロム の合金はニクロム線と呼ばれ、電気抵抗率が高いので、電熱線に用いられる。

■チタン
・チタンの密度は、鉄の密度より小さく、航空機用構造材などに用いられる。

■ハンダ
・ 鉛 と スズ の合金。
☆それぞれの金属の融点、凝固点降下により低い。

■イオン化傾向と歴史
・金属の多くは岩石中にプラスイオンの形でO2− と結びついた酸化物やS2− と結びついた硫化物の形で存在している。
・この岩石の金属イオンに電子をくっつけることで単体としての金属を得ることができる。
・イオン化傾向小さいものは簡単に還元(単体としての金属になる)されるが、イオン化傾向が大きいものは還元されにくい。
・人類ははじめ、金などの貴金属を使い、その後、青銅器時代(紀元前4000年頃)、さらにその後、高温で鉄を還元する技術が誕生して鉄器時代(紀元前3000年頃)が始まり、現代ではアルミニウムの時代へとイオン化傾向をたどってきている。

■セラミックス
・セメントは石灰石、粘土などの原料を高温で加熱してつくられる。
・コンクリートの主成分は水酸化ナトリウムや炭酸カルシウムで、アルカリには強いが酸にはおかされやすい。
・鉛ガラスは屈折率が大きくレンズなどに用いられる。