■反応速度 ・2A⇔B+CにおいてBの生成速度はAの分解速度の1/2である。 ■触媒 ・触媒の語源はギリシャ語でkatalusis(カタルシス)=解き放つ。 ・触媒は触媒自身は反応を起こさず、反応速度を大きくする。 ■化学反応 ・すべての化学反応は3つに分類できる。 @酸・塩基反応 A酸化・還元反応 Bラジカル反応 ■不可逆反応の例 @燃焼・爆発 A中和反応(強酸・強塩基) B沈殿反応 ■反応速度の例 @爆発は瞬間的に起こる速い反応。 A鉄の錆びる現象はゆっくり起こる反応。 ■反応速度 ・反応した量÷時間 (反応した量はモル度。) ■[ ] ・モル濃度は直角のかっこを使う。〔 〕ではない。 ■反応速度を大きくする条件 @温度を高くする。→活性化エネルギーを超える分子量が増える。(衝突頻度の増加はたいした影響はない。) Aモル濃度を大きくする。→衝突頻度が増える。(@は分子は増えていない。) B触媒を加える。→活性化エネルギーを低くする。 ■平衡状態 ・反応速度が等しくなり、見かけ上、止まった状態になる。このつりあった状態を平衡状態という。 ■平衡定数(質量作用の法則) ・ 温度一定 なら必ず一定値。 ■濃度平衡定数と圧平衡定数の関係 ・濃度平衡定数と圧平衡定数は 状態方程式から変換できる 。 ☆Kc ←PV=nRT→Kp ■ルシャトリエの原理 ・平衡状態にある、ある反応系の反応条件(温度、圧力)を変化させると条件の変化を緩和する方向へ平衡は移動する ■気体を加えた時のルシャトリエの原理 @ 温度、体積一定 で希ガスを加えた。 ・ヘリウムを加えたことで、反応に関係する系の物質の圧力がどうなるかを考える。 高校の化学では理想気体を扱っているから、お互い衝突もしないし、大きさもないので反応に関係する系とヘリウムはお互い無関係に飛び回っている。 (全圧は大きくなるけど、反応系の圧力は変わらない。よって反応系の圧力は変わらないから平衡は移動しない。 A 温度、全圧一定 で希ガスを加えた。 ・気体全体についてヘリウムを加える前と後では状態方程式からnがヘリウムの分増えて全圧が一定だから体積が大きくなることがわかる。よって体積が増えた分、反応の系の気体の圧力も減らされる。∴圧力を上げる向きに平衡が移動する。 |